40年前から、各種血液癌移植治療に骨髓幹細胞が利用されています。
骨髓幹細胞は全身痲酔をして尻骨から採集するので、危険と苦痛を伴いますが、最近では、G-CSF(顆粒球コロニー刺激因子)を4-5回投与して骨髓にある幹細胞を末梢血液へ移動させ、成分献血機で簡単に採取する方法が可能になり、広く行われています。
末梢血液幹細胞は、血液癌、固形癌、重症自家免疫疾患における骨髓移植治療だけではなく、心筋梗塞、脳梗塞、虚血性末梢血管疾患、肝疾患などにも希望的な研究結果が報告されています。
高齢になるほど、治療に充分な幹細胞を得ることが難しくなりますので、老化が始まる前に、幹細胞保管をお勧めします。